猫が冷蔵庫の上や棚の上、カーテンレールに登っていた…
そんな光景を見たことはありませんか?
「なぜそんな高い場所に?」と不思議に思う飼い主も多いでしょう。
実は、猫が高いところを好むのにはしっかりとした本能的理由があります。
この記事では、猫が高い場所を選ぶ心理と、その行動に隠れた意味、
さらに安全で快適な“見張り台”を作るポイントを詳しく紹介します。
🧠猫が高い場所を好む3つの本能的理由
🐾① 敵から身を守るための“安全地帯”
猫の祖先であるリビアヤマネコは、木の上で暮らしていた狩猟動物。
高い場所は「敵に見つからず、安心して休める場所」でした。
その名残で、現代の猫も本能的に高い場所=安全と感じています。
💡つまり、猫にとって冷蔵庫の上や棚は“安心の避難所”なんです。
特に家の中で大きな音がしたり、知らない人が来たときに登るのは、
「ちょっと怖いから上で様子を見よう」という防御反応です。
🦁② 獲物を見張る“ハンターの本能”
野生の猫は、高いところから地上の獲物を観察し、タイミングを見て狩りをします。
そのため、高い場所は狩りの拠点でもありました。
室内猫でもその本能が残っており、
高い位置から部屋全体を見渡して「縄張りの確認」をしています。
🐱あなたを上から見ているのは、支配してるわけではなく、
「ちゃんと守れてるかな?」と見張っているのです。
💤③ 見晴らしのよい“安心の寝床”
猫はよく眠る動物ですが、同時に警戒心もとても強い生き物です。
そのため、周囲を見渡せる高い場所は、安心して眠れる理想のポジション。
💡高いところで寝る=「この家は安全」と感じている証拠。
逆に、低い場所でしか寝ない場合は、
環境にまだ慣れていない、または他の猫を気にしている可能性もあります。
🧩猫が登る“タイミング”にも理由がある!
🌙 夜中や早朝に登るのは「活動スイッチON」
夜行性の猫は、夕方から夜にかけてテンションが上がります。
狩りの時間帯になると、本能的に「見張り台」へ移動し、獲物(=飼い主の動き)を観察します。
💡夜中に冷蔵庫の上からあなたを見ているのは、
“狩りモード”のスイッチが入っているからかも!?
🐈ストレスを感じたときも登る
家の中で落ち着かない・騒がしい・他の猫とケンカした…
そんなとき、猫は「誰にも邪魔されない高所」に避難します。
🐱「少し一人になりたいニャ」というメッセージなんです。
この行動が増えたら、猫が安心できる静かな時間を作ってあげましょう。
⚠️猫が高い場所に登るときの注意点
💥① 落下事故の危険
冷蔵庫・棚・カーテンレールなど、人間の生活空間に登ると、
滑って落ちる危険があります。
💡特に子猫・シニア猫はバランスを崩しやすいので要注意!
対策:
- 滑り止めマットを設置
- 落下防止ガードをつける
- 高すぎる場所は登れないようにする
🍳② キッチン・危険物への侵入防止
調理中のコンロや熱い鍋の近くに登るのは危険です。
猫は温かい場所を好むため、ガス台や電子レンジの上に乗りがち。
対策:調理中は猫を別の部屋に移動させる・台に登れないようブロック。
🧹③ 降りられない場所に注意
高く登りすぎて降りられなくなる猫もいます。
家具の配置を工夫して、ステップ状に降りられるルートを作っておきましょう。
🏗猫が安心して登れる“見張り台”を作る方法
🪵① キャットタワーを設置する
猫の本能を満たすなら、キャットタワーはベストアイテム!
ポイント:
- 天井まで届くタイプは“縄張り支配”を満たす
- 窓際に置けば、外の景色も楽しめる
- ハンモック付きなら昼寝スペースにも◎
💡リビングに設置することで、“飼い主のそば+高所”の両方を叶えられます。
🪴② 棚・カウンターを活用して“高低差ゾーン”を作る
家具の上にブランケットや滑り止めを敷くだけでも、
猫の“高所ルート”になります。
🐾動線を作ってあげると、猫は自分の好きな高さを選んで移動します。
☀️③ 日向ぼっこできる場所に作る
猫は太陽の光が大好き。
窓際の高い棚や出窓を利用すれば、日向ぼっこ×高所=最高の安心感を得られます。


💞まとめ:高い場所は“猫の安心基地”
猫が高いところを好むのは、
✅ 敵を避けるための本能
✅ 縄張りを見張るための習性
✅ 安心して眠れる環境を求める心理
という、猫らしい理由があります。
🐱高いところに登るのは「支配」ではなく「安心したいから」。
あなたの家にも、猫のための“見張り台”を作ってあげましょう✨



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