「うちの猫、近づくと口が臭う…」
そんな経験はありませんか?
猫の口臭は“体調のサイン”でもあり、
放っておくと歯周病や内臓の病気につながることもあります。
この記事では、猫の口が臭くなる原因と、
家庭でできる口臭ケア・予防法をわかりやすく解説します。
🧠猫の口が臭うのはなぜ?主な原因5つ
猫の口臭の原因は、単なる「食べ物の匂い」だけではありません。
以下のような病気や生活習慣が関係しています👇
① 歯周病・歯石の蓄積
最も多い原因が歯周病です。
猫は3歳を過ぎると約8割が歯周病になるとも言われています。
特徴:
- 口臭が強い(生臭い・腐敗臭)
- 歯ぐきが赤い・出血している
- 歯石が黄色くこびりついている
- 口を気にして前足でぬぐう
⚠️放置すると歯が抜けたり、細菌が血液に入り全身感染の危険も。
対策:
- 歯磨き・デンタルジェルで歯垢を除去
- 動物病院で歯石除去クリーニング
② 口内炎・歯肉炎
猫は口内炎を起こしやすい体質です。
免疫低下やウイルス感染(カリシウイルスなど)が原因で、
強い痛みと臭いを伴います。
特徴:
- よだれが多い
- 食べたいのに食べられない
- 口を開けると赤くただれている
対策:
- 病院で抗炎症薬や抗生物質を処方
- 刺激の少ないウェットフードに変更
💡痛みが強いときは歯磨き厳禁!獣医の指示を優先しましょう。
③ 食べかす・フードの残り
口の中に残った食べかすが細菌の温床になり、悪臭を発生。
柔らかいウェットフード中心の猫に多いです。
対策:
- 食後に歯磨きシートで拭く
- 歯垢除去効果のあるおやつやドライフードを取り入れる
💡「1日1回の歯磨き+食後の拭き取り」で臭いがぐっと軽減します。
④ 胃腸・腎臓など内臓の病気
口の臭いがアンモニア臭・鉄のような臭いのときは、
内臓の不調(腎臓病・肝臓病・糖尿病など)が疑われます。
特徴:
- 水をたくさん飲む・尿が多い
- 体重減少・元気がない
- 吐く・食欲が落ちる
⚠️体の中の老廃物が口から出るため、口臭が強くなります。
対策:
→ すぐに病院で血液・尿検査を受けましょう。
⑤ 歯磨き不足・ケアの習慣がない
口臭のほとんどは“ケア不足”から始まります。
毎日の歯磨きや口内ケアを習慣にすることで、臭いを防ぐことができます。
🪥猫の口臭を防ぐ5つのケア方法
🧴① 歯磨きを習慣にする
最も効果的な口臭対策です。
ステップ:
- まずは口の周りを触る練習から
- 指にデンタルジェルをつけてなめさせる
- 慣れたらガーゼや猫用歯ブラシで軽く磨く
💡1回で完璧に磨く必要はありません。
「少しずつ慣れる」が成功のコツです。
🐾② 歯磨きシートを使う
歯ブラシが苦手な猫には、指で拭くだけのシートタイプが便利。
歯垢・口臭を軽減し、手軽に続けやすい方法です。
🦷③ デンタルジェル・マウススプレーを使う
ジェルやスプレーには、殺菌・抗炎症・口臭除去の成分が含まれています。
歯磨きが苦手な猫でも、なめさせるだけで効果あり。
💡アルコールフリー・無香料タイプを選ぶのが安心です。
🍖④ デンタルおやつ・歯磨きフードを取り入れる
「噛むことで歯垢を落とす」おやつやドライフードも効果的。
歯磨きが難しい猫には、補助ケアとしておすすめです。
💧⑤ 水分をしっかりとる
口の中が乾くと、細菌が繁殖しやすくなります。
ウェットフード・自動給水器などで常に新鮮な水を用意しましょう。
🏥病院で受けられる専門ケア
猫の口臭が強い・改善しない場合は、動物病院での歯科検査・スケーリングを検討しましょう。
| 治療内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 歯石除去(スケーリング) | 約10,000〜20,000円 |
| 抜歯・炎症治療 | 約15,000〜30,000円 |
| 血液検査・口内炎治療 | 約5,000〜15,000円 |
🩺口の臭いが“体の中の不調”を教えてくれることもあります。
💞まとめ:猫の口臭は“毎日のケア”で防げる!
猫の口が臭う原因は、ほとんどが歯や口内のトラブル。
放置すると慢性炎症になり、全身の健康にも悪影響を与えます。
✅ 歯磨き・シートで毎日のケア
✅ デンタルジェル・おやつで補助
✅ 強い臭い・出血は病院へ
🐱1日たった2分のケアで、口臭も病気も防げます。
今日から“歯磨き習慣”をスタートしましょう✨



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