「うちの猫、1日中寝てるけど大丈夫かな?」
猫は“寝るのが仕事”とも言われますが、
あまりに寝すぎる場合は注意が必要です。
実は猫の睡眠には、年齢・体調・環境が大きく影響します。
この記事では、猫の年齢別の平均睡眠時間と、
「寝すぎ」が病気のサインになるケースをわかりやすく解説します。
🧠猫の平均睡眠時間とは?
猫はもともと夜行性のハンター。
昼間はエネルギーをためるために、よく眠る習性があります。
| 年齢 | 平均睡眠時間 | 特徴 |
|---|---|---|
| 子猫(〜1歳) | 16〜20時間 | 成長ホルモン分泌のため長時間睡眠 |
| 成猫(1〜6歳) | 12〜16時間 | 活動と休息のバランスが取れている |
| シニア猫(7歳〜) | 14〜18時間 | 運動量が減り睡眠時間が増加 |
💡猫は1日の約2/3を寝て過ごします。
しかし、「寝る姿勢・反応・表情」が普段と違うときは注意サインです。
😺猫の睡眠サイクルの仕組み
猫の睡眠は**浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)**を繰り返しています。
| タイプ | 時間 | 特徴 |
|---|---|---|
| 浅い眠り(レム睡眠) | 約20分 | 耳やヒゲがピクピク動く、夢を見ている |
| 深い眠り(ノンレム睡眠) | 約5〜10分 | 呼吸が穏やかで完全に休息状態 |
💡猫の「うたた寝」は浅い眠り。実際に熟睡している時間は1日3〜5時間ほどです。
⚠️猫が“寝すぎている”ときの注意サイン
単にリラックスして寝ているだけなら問題ありませんが、
以下のような変化がある場合は病気やストレスの可能性があります。
🩺① 食欲がない・水も飲まない
→ 体調不良や内臓疾患の可能性。
特に高齢猫は腎臓病や甲状腺機能低下症に注意。
🌡② 呼びかけても反応が鈍い
→ 熱・貧血・感染症・脱水などのサイン。
眠りが深すぎる・ぐったりしている場合は危険です。
🧠③ いつものお気に入りの場所から動かない
→ 関節痛や筋肉痛などの痛みを抱えていることも。
高齢猫では「寝たきり状態」になる前兆のこともあります。
💧④ 尿・うんちの回数が減っている
→ 脱水症状や腎臓トラブルの可能性。
「寝てばかり+トイレに行かない」は要注意。
💔⑤ 体温が低い・震えている
→ 冷え・貧血・ショック状態のサイン。
すぐに病院で診てもらいましょう。
🌿猫がよく寝る“健康な理由”
逆に、寝る時間が長くても健康的な場合もあります。
🐾① 成長期の子猫
成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、
子猫は1日のほとんどを寝て過ごします。
🧴② 安心できる環境にいる
信頼している飼い主の近くや、静かな部屋では、
安心して長時間眠ります。
💡寝顔がリラックスしている・お腹を見せて寝ているなら“幸せな睡眠”。
☀️③ 気候や天気の影響
雨の日や寒い日は、猫も活動量が減り、自然と睡眠時間が増えます。
🛏️快適に眠れる環境づくりのポイント
猫の健康な睡眠をサポートするために、環境を整えましょう。
🧸① 静かで安心できる寝場所
- 家の中でも通り道や騒音の少ない場所
- 日中は日向、夜は暗くて落ち着ける空間を確保
🛋② 季節に合った寝具
- 冬は毛布やペット用ヒーター
- 夏は冷感マットや通気性のよいベッド
🌬③ 温度・湿度管理
- 冬:室温22〜25℃/湿度50〜60%
- 夏:室温26〜28℃/湿度45〜55%
💡エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。
🏥病院へ行く目安
| 状況 | 対応目安 |
|---|---|
| 1日中ほとんど動かない | 翌日も続くなら受診 |
| 食欲・水分摂取がない | 24時間以内に受診 |
| トイレ回数が減っている | 脱水・腎臓病の可能性 |
| ぐったりしている・反応がない | 緊急受診 |
🩺「寝すぎ+元気がない」は体調不良のサインです。
💞まとめ:猫の寝すぎは“幸せ”か“異常”かを見極めよう
猫はもともとよく寝る動物。
でも、「寝方」や「反応」に変化があるときは要注意です。
✅ 健康な寝すぎ → 安心・リラックスの証拠
✅ 危険な寝すぎ → 体調不良や老化のサイン
🐱「よく寝る=安心」ですが、「いつもと違う」はSOS。
日々の観察が、猫の健康を守る一番の近道です✨



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