猫がじゃらしを叩くときや、ドアを開けようとするとき――
よく見ると、いつも同じ前足を使っていることに気づいたことはありませんか?
実は、猫にも人間と同じように「利き手(=利き前足)」があるんです!
しかも、最新の研究ではオスとメスで利き手の傾向が違うことまでわかってきています。
この記事では、猫の利き手の仕組み・性別による違い・
そしてあなたの猫がどっち派なのかを簡単に見分ける方法を紹介します。
🧠猫に“利き手”があるという科学的根拠
アイルランド・ベルファスト大学の研究チームによると、
猫には明確な“利き前足”が存在することが分かっています。
研究対象:オス・メス合わせて44匹の家庭猫
調査方法:
- ドアの取っ手を押すとき
- 飼い主に手を伸ばすとき
- ごはんを取るとき
など、日常的な行動を観察。
その結果――
🐱約75%の猫に「どちらかの足を優先的に使う傾向」が確認されたのです。
⚖️オスとメスで“利き手の傾向”が違う!
さらに驚くべきことに、性別によって偏りがあることが判明しました。
| 性別 | 利き手の傾向 |
|---|---|
| オス猫 | 左利きが多い |
| メス猫 | 右利きが多い |
研究者によると、この差は脳の構造とホルモンの違いに関係しているとのこと。
- オス猫は右脳(空間認識・本能)をよく使うため左利きが多い
- メス猫は左脳(計画性・記憶)をよく使うため右利きが多い
💡つまり、オス猫は“直感派”、メス猫は“理論派”というわけです。
🐾猫の利き手がわかる4つのチェック方法
家でも簡単に「うちの子は右利き?左利き?」を試せます👇
🧩① おもちゃを差し出す
猫じゃらしやボールを目の前に差し出して、
最初にどちらの前足を出すか観察してみましょう。
何度か試して、同じ足を使うことが多ければ“利き手”です。
🍽② ごはんを手で取る動作
手でおやつやカリカリをすくうタイプの猫は、
必ずどちらかの前足を先に使います。
右手が多ければ右利き、左が多ければ左利き。
🚪③ ドアや引き出しを開けるとき
猫が前足でドアを押したり、引き出しをこじ開ける動作をしたとき、
最初に出す足をチェック!
💡繰り返すうちに“使いやすい足”が自然と定着していることがわかります。
🧶④ 床にある物をチョンチョンと触るとき
ボール・ペン・リボンなど、
床にある小物を転がすときに使う足にも個性が出ます。
🐱反射的な動作ほど「利き手のクセ」がハッキリ出ます。
🧠利き手と性格の関係もある!?
興味深いことに、利き手の違いが猫の性格傾向にも影響しているという説があります👇
| 利き手 | 性格の傾向 |
|---|---|
| 右利き(主にメス) | 冷静・慎重・協調的 |
| 左利き(主にオス) | 好奇心旺盛・冒険好き・大胆 |
💡あなたの猫が新しいものにすぐ興味を持つタイプなら、左利きかも?
ただしこれはあくまで「傾向」であり、すべての猫に当てはまるわけではありません。
🧩利き手がわかると役立つシーン
🎯① 遊び方の工夫に
猫が得意な足側におもちゃを動かすと、反応が良くなります。
たとえば右利きの猫には右側からおもちゃを出すとキャッチ率UP!
🐾遊びのストレスを減らし、集中力もアップします。
🍗② ごはん皿やおもちゃの位置調整
利き手の反対側に食器やおもちゃを置くと、体のバランスを取りやすくなります。
💡右利きの猫なら左側に皿を置くのが◎
🏥③ 病気やケガの早期発見にも
もし急に利き手が変わった場合は要注意!
前足や肩、神経に痛みがある可能性があります。
⚠️「右利きだったのに左ばかり使うようになった」場合は、早めに受診を。
💬猫の利き手を観察すると“絆”が深まる
猫の行動を注意深く観察すると、
「こんなところにも性格が出るのか!」という発見がたくさんあります。
🐱猫の利き手を知ることは、愛猫をより理解する第一歩。
遊び方・接し方・生活空間の配置にも生かせます。


💞まとめ:猫にも“右利き・左利き”がある!
猫の利き手は、
✅ 約7割の猫に明確な傾向あり
✅ オスは左利き、メスは右利きが多い
✅ 利き手を知ることで、性格や行動パターンも理解できる
🐾今日から、猫がどっちの足を出すか少し意識して見てみましょう。
きっとその動きの中に、“あなたの猫らしさ”が隠れています✨



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